小さな体で

(2012年11月19日の記事)

ココ、一大事です。

ある日お医者さんから、こんな姿で帰ってきました。。。

初潮が始まる前にということで、避妊手術をしたのです。
日帰りだったのでもっと軽いものだと考えていたら
迎えに行ってくれた夫から

「あの子、コーンはめられてるよ、、、」と携帯メール。

帰宅したココと対面してビックリ仰天

うそ〜〜、本当にコーンしちゃってるよ。しかもこれ10日間も外せないそう。

キャリアーから出てきたココ。
ちょっとパニクった感じでオドオドと、何故かずっと後ろ歩き。
コーンを脱ごうとしてるんですね。

いつもはおしゃべりで活発なココ。でもこの日は別人のようにジッと動かず
キキも不審に思ったのか

「どうしたの〜〜???ねえ、何これ〜〜?」てな感じで、擦り寄ってました。

痛々しい。。。

実際かなり痛いと思う。
だってお腹をざっくり切られてるんだもの。

ペットと暮らすのは私この歳になって初めてなのだけど
これって
やっぱり人間の都合では???

女の子は生理が始まった時がタイヘン、赤ちゃん出来ちゃったらタイヘン

と「人間がタイヘンになる」のが理由で
この子を手術で、敢えて自然ではない状態にして
しかも、もの凄くイタイ思いさせたうえに、こんな不自由なものまではめられて、、、

ごめんね、、、

何だか見ていてかわいそうでかわいそうで、
申し訳なくて
すごく罪悪感でした。

でも昨今では、これがペットオーナーとしての責任なんだそうです。

避妊手術をすることで、卵巣ガンなどの確立もグンと減るんだよ

と夫は言ってくれましたが。

これが金曜日。
その日は痛み止めを飲ませ、なるべく側にいて声をかけたけど
食欲もほとんど無いココ。

激しい運動は避けるようにと言われてるので、遊ぶこともままならず
本人もよほど痛いらしく
大好きな窓際にジャンプすることもなく

なのに土曜の朝、

目が覚めたら ココが私たちのベッドに。

まだ傷も痛いだろうに、よくこの高さをジャンプしたねえ〜と

よっぽど私たちの側にいたかったんだねと

夫とふたり、ホロリときたことでした。

お腹は手術のために毛も剃られてます。
傷あとが、本当に痛々しい、、、

この週末は家から一歩も出ず、夫婦ふたりしてずっとココの側にいましたが
お気に入りの「あひる」のおもちゃを側においても
相変わらずグッタリ、、、元気のないココ。

そんなココのために、ダディーが
快適なふわふわベッドを買ってきてくれました。

今これを書いてる時点で、日曜の深夜です。

今日になってココはやっとえさを食べ始め、うんちもちゃんとして
少しずつ元気を取り戻してきてます。

あと少ししたらまた痛み止めを与えて、おやすみの時間です。

あの小さな体で
一生懸命痛みと戦って

こんな目にあわせた私たちを恨むこともなく
変わらない信頼をよせてくれてます。

不条理だ、とか
どうして私がこんな目に、とか

とかく不平不満が口をついて出る人間より、この子のほうがずっと純粋な愛を体現してるような気さえする。

言葉も話せない、ただのニャンコなんだけど

生活を共にしていて

その純粋さ、ひたむきさに
浄化されるなあと思うこと多々あり。

コーンが取れるまで、あと7日。

1日もはやく元気な普段のココに戻って
また前みたいにキキと遊べるようになるといいね。