(2012年5月6日の記事)
夫と車中にいた時のこと。
ラジオから、デービッド・ボウイの「モダンラブ」が流れてきた。
懐かしい!!
中学生のとき、大大大好きだった曲だ。
友達にダビングしてもらったカセットテープ(死語ですね 笑)を
すり切れるまで聞いたっけ。
私:うわ〜〜、モダンラブだ!!
とえらい反応する私に、運転席にいた夫
夫:デービッド・ボウイ知ってるの??
私:もちろん!大好きだったよ〜。
夫:え、リアルタイムで聞いてたの? 日本で?
私:うん、デービッド・ボウイ日本でも大人気だったよ。日本の映画にも出たんだから。
夫:へえ〜そうなんだ〜。
私:あなたこそ当時まだ小学生じゃない?デービッド・ボウイなんて聞いてたの?
夫:うん、普通に聞いてたよ。
...とこんな会話をするたびに、いきつくトコはいつも同じ。
うちら、育った国は違っても
私夫:同じ世代やね〜〜 笑
私の場合、デービッド・ボウイは
日本人でないミュージシャンで、初めて聞いたうちの一人で
ここから洋楽をどんどん聞くようになったきっかけの人と言っても過言ではない。
当時は英語の歌詞なんか聞いても、何言ってるかチンプンカンプンだったから
ただ、その曲から受けるフィーリングというか
明らかに当時の日本の歌謡曲には無い、何かに魅了されたのだろう。
この「モダンラブ」も、幼い耳で聞いたままを適当にまねて
一緒になって口ずさんだものだ。
その曲を今になって聞くと、あ〜こんな歌詞だったんだあと
さすがに殆どが聞き取れたのだが。。。
チェン、チョン、チャン♪
にしか聞こえなかった、サビの部分。
今聞くと
チェン、チョン、チャン♪
にしか、やっぱり聞こえない。。。(笑)
助手席に座りながら耳をこらして何度も聞き取ろうとしたが
チェン、チョン、チャン♪
ダメだ。「チェン、チョン、チャン」だ。
私:ねえねえ、ここ!このサビのとこ!何て言ってるの??
ギブアップして夫に尋ねると
夫:え、ここ? 「Church on time」じゃない?
............
チャーチ・オン・タイム〜〜♪
「チェン・チョン・チャン」は
「チャーチ・オン・タイム」だったかあ〜!!
いや〜、あんたはスゴい。やっぱりnative speakerだ。
と、夫の肩をぽんぽんたたきながら感心する私に
「そりゃどうも」と笑う相方。
こんなに長くアメリカに住んでて「英語なんてもうネイティブ並みでしょう?」なんて言われることあるけど
ぜーんぜんそんなことはなくて
「ね、これ何?」「今なんて言った?」「これ英語で何て言うの?」と
夫、マイケル、友達、はたまた時には自分の学生にまで
しょっちゅう聞いてる私。
そんな私でも、こうして大昔の記憶につながる曲を聞くと
当時の自分を思い出し
そして今自分がいる場所を、改めて認識する。
ずいぶん遠くに来たもんだ〜〜...
セーラー服を着て友達とケラケラ笑いながら
歩いた中学校への道。
まだ15年しか生きていなかった自分の、心にあったもの。
そんな諸々を瞬時に思い出せる。
音楽ってすごいですよね。