(2010年7月6日)
「篤(あつ)姫」ならぬ「なつ姫」です。
鹿児島に住む妹の次女。つまり私の姪っ子。
この6月にハワイで、鹿児島からやってきた私の両親と落ち合ったときの一幕だ。
まだ小学生のなつ姫だけが、じーちゃん、ばーちゃんにくっついてやってきた。
(長女は既に中学生なので、学校が休めず来られなかった)
なつ姫にとっては初めてのハワイ。
これは、ランチを食べに入った友人の店で。
おもむろに折り紙を取り出し、いきなり夫に「鶴」の折り方を伝授し始める、姫。
ツル、折れないの〜? 教えてあげるね!
(かごんま弁のイントネーションで読んで下さい)
簡単だよ!
いや、姫、初心者に「ツル」はかなり難しいと思いまする...。
違うよ〜、Sさん、ここをこうすんの。
日本語もろくに分からないのに、姫のかごんま弁なら分かるのか?
とっても従順な夫。
「はい。はい。 あ〜、はいはい」と
( “はい” は日本語で言える彼)
おとなしく、かなり熱心に(?)姫の指導に聞き入っておりました。
え〜、、、写真とらんでよぉ〜。
て言いながら、めっちゃ嬉しそうな顔だね、姫。
「けすいぼ」やね〜 。。。(笑)
ちなみに、ハワイ大学院時代の友人が、旦那さんと一緒に数年前にオープンしたこのお店
ワイキキ内のアワライ運河に面した、とっても眺めの良い便利な立地にあります。
朝食&ランチ専門なので2時には閉まってしまいますが
味も量も日本人向けのとっても可愛いお店!
内装のほとんどが、友人と旦那さまの、なんと手作りなのです。
オムレツも、ベイクド・エッグも、エッグベネディクトも、めちゃ美味しい!
「ハワイで気軽に行けるお店」として
日本の雑誌でも、何度も紹介されたそう。
ハワイへお越しの際は、ぜひぜひお立ち寄りくださいませ!
ちなみにその友だちは、今でもハワイ大学で日本語講師をしながら、旦那さんとこのレストラン業も両立して立派にこなす、とーっても頑張り屋さんの女の子です。
入れ替わりの激しいハワイの飲食業界において、このお店が繁盛してるのは
偏に彼女と、そして彼女の旦那さまの心遣いと人柄によるものと私は確信しています。
さて、一方の「なつ姫」は...
この笑顔のまんま、ハワイ滞在中始終ごきげんでした。
夫にもマイケルにも
臆せずばりばりかごんま弁で話しかけておった。
夫には、この時会うのが2度目。マイケルとは実は初対面だったのだけど、
子供ってすごいね〜。。。
言葉もろくに通じないのに、すっかり打ち解けてました。(一応、従妹だもんね)
マイケルに「あんた、なつ姫の言ってること分かるの??」と聞いたら
「分かんない。」
やっぱりね(笑)
「でもあの年頃の女の子の言う事って、アメリカ人の女の子となんら変わんないよ、きっと」 だそうです。
私はそんな「なつ姫」が、可愛くてしょうがない。
赤ちゃんの時から知ってるなつ姫が、今じゃかごんま弁で、柔らかく
「あのね〜あのね〜」と話しかけてくる。
その愛らしい様子を見ていると、ほんわり温かい、柔らかい、故郷のことばが大好きだなと実感する。
もしも
もしも将来自分に子供が生まれてくれたら、、、
私は、絶対日本語で
それもできれば鹿児島のことばで育てたいなあと思っている。
実際には、かなり難しいと思いますが。。。